木羽屋製粉の事業内容
木羽屋グループ全体の事業は、蕎麦、雑穀、米穀、油脂など、健康につながる食品をたくさん取り扱っております
蕎麦・小麦製粉事業
たなつもの。蕎麦の力。「木羽屋はいつも蕎麦のそば」
蕎麦は、昔は日常の食、ケ(=褻)のものでした。今日、蕎麦は特別なハレ(=晴)のもの、「ごちそう」になりました。
蕎麦は、小麦と同じように粉に加工して食されることがほとんどです。蕎麦の種類、産地、挽き方で蕎麦粉の特性が決まってしまいます。それだけに、加工業者の蕎麦に対する取り組みが、生産者からも消費者からも問われます。
「生産者がいる。消費者がいる。その間に木羽屋があって日本の蕎麦地図ができている」ことを自負しています。
木羽屋の仕事は、北海道・東北をはじめ、全国の玄蕎麦産地と契約、あるいは海外(アメリカ・中国)より優良な蕎麦を取り寄せて加工し、市場に送りだしています。
◎蕎麦の製粉 製造
国内産そば粉
外国産そば粉
ミックス粉
石臼挽きそば粉
ロール式そば粉
どう挽きそば粉
御膳粉・更級粉・甘皮粉
蕎麦専用打ち粉・花粉
内地ヌキ<真空密封処理>
外地ヌキ<真空密封処理>
磨き玄そば・玄そば
自家焙煎そば茶
◎産地
北海道・岩手・山形・福島(会津)・長野・福井・宮崎・鹿児島 等
「たなつもの」から見つめるアースデザイン
1900年代初頭、廣田貞作が蕎麦・小麦の製粉や精白を福島の地で始めました。穀類加工、流通業「木羽屋」の誕生です。
命の糧の基(もと)である「稲」「麦」「雑穀」や「蕎麦」などの穀物を、いにしえの人々は「たなつもの」(=種のもの)として大切に崇めてきました。
日本人の文化、生活、祭りや風習、宗教観などのすべてはこれらのたなつものと切り離して考えることはできません。
木羽屋は、一世紀にわたり生産者が手塩にかけた穀物を加工し、市場に送り出すという役割を担って参りました。蕎麦と五穀に生きて参りましたが、それは生かされて来たのだと、その念は一度たりとも忘れたことはありません。
日本列島を人のカタチにたとえますと、福島は丁度、胃袋の位置になります。寒暖の差が程良く、豊かで肥沃な平地山麓が広がる福島。穀物や野菜、果物の一大産地です。この土地は日本人の食を大きく支えているのです。
木羽屋は「蕎麦」「小麦」を挽く製粉業を中心に据えています。また、阿武隈山麓の特産物である「荏胡麻」にも注目し、事業の一つの柱としました。これらの穀物は、古来から日本人の命をつくってきたバイタルな主食作物です。
「食」に取り組み、食を考えるとき、すべての基本となる「穀物・農作物」を[つくる]、そのことを[守る]、[呼び戻す]ことだとの意思に至りました。木羽屋では、主食作物の急激な削減と今日の地球環境問題に真摯に対処すべく、エコプロジェクトに取り組んでいます。